仕上がりがなめらか・サラサラになるコスメに使われている「皮脂吸着パウダー」。
私もポアプライマーやフェイスパウダーで愛用しています
ですが、皮脂吸着パウダーには「肌に良くない」という悪いウワサが…
そこで、皮脂吸着パウダーの成分や安全性、正しいクレンジング方法について調べてみました。
皮脂吸着パウダーってどんな成分?
皮脂吸着パウダー・皮脂吸着成分はその名の通り「余分な皮脂を吸着してお肌のサラサラ感を保つ」成分です。
時間がたって「テカる」「ヨレる」「崩れる」といったお悩みに最適の成分で、メイクの持ちを良くしてくれます。
皮脂吸着パウダーの成分表記
皮脂吸着パウダーの皮脂吸着成分としては、以下のような表記がされています。
天然石系 | シリル化シリカ・無水ケイ酸・タルクなど |
天然成分系 | シルクなど |
シリコーン系 | ジメチコンクロスポリマー・ メタクリル酸メチルクロスポリマーなど |
天然石を細かく砕いた「天然石系」、シルクなど天然由来の「天然系」、合成ポリマーなどの「シリコーン系」の3つに大きく分けられます。
分類は当ブログ独自のものです
特に天然石系は「吸油性に優れているのに、お肌の水分量は保ってくれる」という特性があり、ベビーパウダーなどにも使われる成分です。
皮脂吸着パウダーが使われているコスメ
皮脂吸着パウダーが使われているコスメには、以下のようなものがあります。
- ポアプライマー
- 化粧下地
- ファンデーション
- ルースパウダー(フェイスパウダー)
- ナイトパウダー
「しっとり仕上げ」の商品でも、テクスチャーと整えるために皮脂吸着成分が使われている事が多いです。
皮脂吸着パウダーってお肌に悪いの?
皮脂吸着成分じたいが「お肌に悪い」可能性があると考える方がいるようです。
そこで、皮脂吸着パウダーの安全性について調べてみました。
皮脂吸着パウダーは毛穴に詰まって肌に悪い?
皮脂吸着パウダーやファンデーションは「毛穴を埋める」というイメージがありますが、実はその知識は間違いなんです。
肌に塗られたファンデーションの粉には隙間があります。よほど厚く塗らない限り、毛穴を密封してしまったり、皮脂や毛穴の汚れ、汗などを閉じ込めてしまうことはありません。
参考:宮の森スキンケア診療室
毛穴詰まりの原因で一番大きいのは「皮脂」です。
皮脂と、お肌に付いた汚れ、メイクの成分などが混ざり合って角栓となるので「皮脂吸着パウダー=毛穴に入り込んで詰まる」というのは間違いです。
皮脂吸着パウダーはクレンジングで落ちないの?
「吸着」という言葉のイメージから、皮脂吸着パウダーがクレンジングでは落ちないとも思われがち。
ですが、吸着するのは皮脂であって、パウダーがお肌に吸着するわけではありません。
という事で、正しいクレンジングを行えば皮脂吸着パウダーは落とせます。
皮脂吸着パウダーは刺激が強い?
皮脂吸着パウダーの中でも、特にシリコーン系(ジメチコンクロスポリマー・メタクリル酸メチルクロスポリマーなど)の字面から不安を覚える方が多いです。
ですが、シリコーン自体はお肌に無害で、アレルギー等のリスクも極めて低い成分。
毎日きちんとクレンジングしていれば、お肌に悪いという事はありません。
参考:ジメチコンが「肌に悪い」と言われる理由は?シリコンの危険性について考える
皮脂吸着パウダーのタルクって肌に悪い?
皮脂吸着成分の中には、タルクという天然石由来の成分があります。
【資生堂ベビーパウダーを成分分析!危険性が高い成分はある?】という記事でも解説しましたが、タルクはかつて「アスベストが混入している」というウワサが立ったことがありました。
ですが、少なくとも現在流通しているコスメはアスベストに対して厳しい検査に合格している商品しかありません。
皮脂吸着パウダーを使った後のスキンケア方法
皮脂吸着パウダーを使ったあとのクレンジングですが、基本的にはいつものメイク落としでOK。
ですが、特にシリコーン系の皮脂吸着成分はお肌に残りやすいので、クレンジングは「たっぷり」使うようにすると良いです。
オイルクレンジングやリキッドクレンジングなどの強力なものをあえて揃える必要はなく、クリームクレンジングやクレンジングバームなどのマイルドなものでも十分落とせます。
また、クレンジング後の保湿は念入りに。
お肌が乾燥を感じると、さらに皮脂が分泌されやすくなってしまうからです。
私は「オンリーミネラル」を使っています♪
30代、2児の母である私は、普段のメイクにオンリーミネラルを使っています。
オンリーミネラルには基本的に皮脂吸着成分は配合されていません。
ですが、粒子が細かいので毛穴をしっかりカバー。
しかも下地不要なので、余計なべたつきがありません♪
混合肌の私ですが、崩れ方が汚くならないのでお気に入りです。