毛穴にオロナインは効果ある?“毛穴パック前の裏技”の真相を検証!

プチプラ美容

SNSなどで話題になった「毛穴パック前にオロナインを塗ると角栓がよく取れる」という裏技。
「ごっそり取れる!」と話題になった時期もありましたが、実は毛穴ケアとしてはおすすめできない方法です。

この記事では、

  • オロナインを毛穴ケアに使うとどうなるのか
  • オロナイン×毛穴パックのリスク
  • 毛穴の詰まりを安全にケアする方法

をわかりやすく解説します。

オロナインとは?毛穴に塗るとどうなる?

オロナインは、殺菌・消炎作用をもつ「クロルヘキシジングルコン酸塩液」を主成分とした外用薬(医薬品)です。

オロナインH軟膏は、殺菌効果に優れたクロルヘキシジングルコン酸塩配合の
皮膚疾患・外傷治療薬です。殺菌成分配合の軟膏が患部を覆ってケアします。

参考:大塚製薬HPより

本来は、軽いやけど・ニキビ・すり傷などの治療目的で使われます。

一方で、スキンケア目的で使う場合には以下のようなリスクも。

  • 油分の多い軟膏なので、べたつきや毛穴詰まりを招く可能性がある
  • 殺菌作用により、肌の常在菌バランスが乱れることも
  • 保湿目的で使うと、かえって皮脂バランスが崩れることがある

つまり、「オロナイン=保湿クリーム代わり」や「毛穴を柔らかくする目的」で日常的に使うのはおすすめできません。

「オロナイン×毛穴パック」は危険!角栓が取れても逆効果

SNSで話題になった裏技が、
「オロナインを塗ってしばらくおいてから毛穴パックをすると角栓がごっそり取れる」という方法。

一見効果的に見えますが、実際には肌に強い負担がかかります。

なぜ危険なの?

  • オロナインで角栓が柔らかくなる → 毛穴パックで角栓と一緒に角質まで剥がれる
  • 結果的に、毛穴の開きや炎症が悪化する
  • 繰り返すと、「毛穴の黒ずみが取れない肌」になってしまう

短期的にすっきりしても、長期的には毛穴トラブルを悪化させるリスクが高い方法です。

関連記事:毛穴パックは危険?角栓を無理に取ると逆効果になる理由

オロナインで毛穴が改善することはある?

一部では「オロナインで毛穴の黒ずみが薄くなった」という声もありますが、これは一時的な見え方の変化。
実際に毛穴そのものが小さくなったり、詰まりが解消されるわけではありません。

参考:洗顔後は毛穴がきれいなのに…開きや黒ずみが戻る理由と対策

オロナインは薬なので、「毛穴をきれいにする」効果は医薬品として認められていません
あくまで「炎症を抑える目的」限定で、日常的な毛穴ケアには不向きです。

安全に毛穴をケアしたいなら「落としすぎない洗顔」を

毛穴の詰まりや黒ずみを改善したい場合は、肌を傷つけない洗顔ケアが基本。
以下のような「クレイ洗顔」を取り入れると、皮脂や汚れをやさしく吸着できます。

▶毎日使えるやさしいクレイ洗顔(参考:クレイ洗顔は毎日使うと危険?毛穴ケアとの上手な付き合い方

「取る」より「整える」ケアで、毛穴トラブルは徐々に改善していきます。

まとめ:オロナインで毛穴ケアはNG!正しい方法でトラブルを防ごう

オロナインは優秀な外用薬ですが、スキンケア用ではありません
毛穴パックと組み合わせると、一時的に角栓が取れても、肌を傷めて毛穴が広がる原因になります。

毛穴ケアは、

  • クレイ洗顔で皮脂をやさしく落とす
  • 保湿で肌のバリアを整える
  • 食生活や睡眠も見直す

といった「長期的な肌環境の改善」が基本です。
肌を守りながら、ゆっくり毛穴の目立たない肌を目指しましょう。

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