毛穴の黒ずみや肌荒れ、なかなか改善しないと悩んでいませんか?実はその原因、便秘かもしれません。
腸に老廃物がたまると、皮脂分泌が過剰になったり、毛穴のターンオーバーが乱れやすくなります。
でも便秘薬に頼りすぎるのも肌にとっては逆効果。そこで今回は、便秘薬を使わずに毛穴をすっきりさせる方法を紹介します。
便秘と毛穴の関係とは?
便秘が長く続くと、腸内で便が腐敗して悪玉菌が大量に増加し、アンモニアなどの有害物質が発生します。この有害物質は、腸粘膜から血中に吸収されることで、血流にのって体中へと運ばれます。
参考:健栄製薬
その一部が皮膚へと到達すると、皮膚は汗や皮脂と一緒にそれらを体外へと排出しようとします。
腸内環境が乱れると、体内の老廃物が皮膚を通して排出されやすくなり、毛穴詰まり・皮脂過多・くすみ・肌荒れといったトラブルにつながります。
便秘薬に頼ると何がいけないの?

- 刺激性便秘薬:長期使用で腸が動かなくなり、肌荒れが悪化することも
- 酸化マグネシウム:腎機能が低下している人にはリスクあり
刺激性の下剤を長期にわたり連用していると大腸の粘膜が障害され色素沈着が起こり黒ずんできます。これを大腸メラノーシス(大腸黒皮症)といいます。
参考:https://kunichika-naika.com/information/hirtori201610
長期投与により血中のマグネシウム濃度が異常に高くなる高マグネシウム血症を起こすことがあり、そのため、呼吸抑制、意識障害、不整脈、心停止に至ることもあります。特に、腎障害のある方ではマグネシウムを尿から十分に排泄できないので注意する必要があります。
参考:静岡県薬剤師会
便秘薬は「出す」ことには効果的ですが、根本的な便秘体質の改善には不向き。
肌にやさしく便秘を解消するには、もっと自然なアプローチが必要です。
【即効性別】便秘薬に頼らない便秘解消法

便秘歴20年の私が「実際にやってみて効果が絶大だった」便秘解消法をこっそり紹介したいと思います。
★☆☆ プチ断食
1日だけ内臓を休ませると、腸の動きが活発に。便秘だけでなく、むくみや肌のくすみも改善されやすいです。
私のプチ断食の方法は以下の通り。
- 断食前日の夕食は雑炊やうどんなど、消化の良いものを少量いただく
- 断食当日は3食食べず、リンゴジュースを薄めたものや酵素ドリンクで水分補給
- 断食翌日の朝食はおかゆを茶碗1杯、昼食も消化の良い物を軽めに
- 断食翌日の夕食から通常食にもどす
何も食べない日は1日だけなので、意外としんどくありません。
★★☆ 塩分控えめ+カリウム多めの食事
断食と似ていますが塩分を控えることで腸が便から水分を吸収しなくても良くなるので、便の状態が良くなります。
塩分を控え、セロリやほうれん草、バナナなどカリウム豊富な野菜を摂ることで、便もやわらかくなりスムーズに排出されます。
★★★ お腹マッサージ
「の」の字マッサージで腸を刺激。2分ほどでお腹がグルグルと動き始めることも。毎日の習慣におすすめです。
★★★ ビタミンC粉末を摂る
高濃度のビタミンCを少しずつ飲むと、腸が刺激されてスッキリしやすくなります。肌の透明感アップにも◎
上記のようなビタミンC粉末を2~5gくらいずつ摂取すると、数時間で解消できます。

1度に多量摂取すると胃に負担がかかるので、2時間に1回くらいのペースで飲みましょう。
毛穴をキレイにしたいなら、まずは腸から
高いスキンケアや毛穴パックよりも、まずは便秘を改善して内側から肌のターンオーバーを整えることが大切。
便秘薬に頼りすぎず、体にやさしい方法で便秘を解消して、毛穴レスな肌を目指しましょう。