あずきのむくみ取りパワーがすごい!あずき茶&あずき水の効果やレシピ

使ってみた&やってみた

「朝起きた時に顔や手がパンパン」

「むくみで1日2kg増える」

などガンコな浮腫体質に悩んでいませんか?

利尿剤や漢方に頼る前に試してほしいのが、小豆(あずき)です。

あずきには昔から利尿作用や水分バランスを整える働きがあると知られていて、小豆の煮汁やあずきを煎って煮出した「あずき茶」が有名。

そこでこの記事では、あずき茶の効果や作り方について解説します!

即効性が見られることもあるので、今むくみが酷くてツライ人は必見ですよ。

小豆の栄養素とむくみ取り効果

日本のスーパーフードとも言われる小豆ですが、どうしてむくみに効くのでしょうか。

まずは小豆の成分を分析してみましょう。

小豆はカリウムが多く、利尿作用がある

あずきには100gあたり1500mgものカリウムが含まれています。

1500mgというとバナナ3本以上のカリウム量に相当します。

カリウムは余分なナトリウムと水分を排出させる働きがあるので、むくみを解消できます。

ポリフェノールのサポニンが豊富でアンチエイジング効果がある小豆

あずきには「サポニン」というポリフェノールが豊富です。

ポリフェノールであるサポニンには抗酸化作用はもちろん、以下のような効果もあるんですよ。

  • 血行を促進し、冷え性や抜け毛を改善する
  • ブドウ糖が脂質と結合するのを防ぎ、太りにくくする
  • 免疫力を高める

美容と健康に嬉しい成分ですよね。

ちなみに、同じくサポニンが多い食材として「ごぼう」が有名です。

ごぼうを煮出した「ごぼう茶」もおすすめなので、こちらの記事を参考にしてみてください。

小豆のビタミンB1が糖の代謝をサポートする

食事で摂った糖をエネルギーに変換する時に必要なのがビタミンB1ですが、小豆などの豆類に多く含まれます。

摂取カロリーをよりエネルギーに変換するので、疲れにくく太りにくい身体になります。

【参考】ビタミンB1やB6、B12の働き

あずきのむくみ取りレシピ!煮汁やゆで汁だけでも効果あり

あんこや赤飯でしか小豆を摂らないという人も多いのではないでしょうか?

だとしたら勿体ないです!小豆を様々な料理に活用して、小豆のパワーを取り入れましょう。

ノンカフェインで妊婦さんにも!あずき茶・あずき水

小豆を煎って煮出した水を「あずき茶」、あんこや赤飯を作る時にできた煮汁を濾したものを「あずき水」と呼びます。

普段はあくとして捨てられる水ですが、カリウムやサポニンがたくさん溶け出しています。

1日コップ2杯ほど飲むだけであっという間にむくみが解消できますが、イソフラボンが含まれるので、妊婦さんは2杯までに留めておくのが無難です。

むくみに効くあずき茶・あずき水の作り方

あずき水のレシピは以下の通りです。

  1. あずき100gを軽く洗い、水1.5lと一緒に鍋に入れて火にかける
  2. 沸騰したら弱火にしてじっくり30~40分煮る
  3. 火を止めて、ザルなどで濾して完成

またあずき水より香ばしく、お汁粉のような深い味わいになるあずき茶のレシピは以下の通りです。

  1. あずき1カップを3倍の水に浸し一晩寝かせる
  2. 時間が無い方は、乾燥あずきを水洗いするだけでも大丈夫
  3. 水を切り、フライパンで黒っぽくなるまで乾煎りする
  4. 煎ったあずき大さじ1に対し、1.5カップの水を入れて5分ほど煮出す

あずき茶は煎って乾燥させた状態で保存すると、いつでも好きな時に好きな分量だけ飲めるので便利ですよ。

あずき水は手軽に作れますが、残ったものは冷蔵庫に保存し2日以内で飲み切りましょう。

むくみ解消に市販のあずき茶も便利

あずき水やあずき茶を作るのが面倒な人は、お手軽に市販のあずき茶はいかがでしょうか?


こちらは小豆をまるごと粉末にしているので、あずき茶やあずき水では摂りきれない食物繊維がたっぷりです。

ペットボトルでいつでも飲めるのはこちらです。

夏場、冷房がきつい時などに良く飲むのですが、スーパーやドラッグストアにはなかなか売っていないのが残念です。

ゆで小豆をサラダや煮込み料理に

あずき茶やあずき水で出来た「ゆで小豆」はもちろん食べられます。

少し硬いのでもう少し茹でてからサラダのトッピングにしたり、カレーや肉じゃがなどの煮込み料理に入れるのも美味しいです。

ちなみに、甘納豆のような感覚で小腹が空いたときのおやつにしている人も多いです。

正月明けの定番!あずき粥でむくみスッキリ

毎年1月15日に、邪気を払い健康を願う意味で「あずき粥」を食べる風習があります。

あずき粥のレシピはこちらの動画が分かりやすいです。

優しい小豆の味わい♪ あずき粥のレシピ動画・作り方 | DELISH KITCHEN
一手間かけるほど味わい深い♪ あずきの風味が優しいおかゆによく合います。 地域によっては餅を最後に加えて一緒に煮ることもあります。

あずき水を作るついでに作っても良いですよね。

小豆でむくみが取れない!?小豆でむくみ解消するための注意点

利尿作用が高く、むくみ解消効果バツグンなあずきですが、どう食べても良いわけではありません。

美容や健康を増進する目的であずきを食べる時に気を付けたいポイントもまとめました。

砂糖・塩が入っている「あんこ」はむくみ解消効果が弱い

和菓子に使われるあんこは、小豆を蒸してつぶした後砂糖と塩をたっぷり加えます。

砂糖も塩もむくみを招くので、小豆の効果は相殺されてしまいます。

ただし和菓子は脂肪分が入っていないものも多く、ショートケーキやチョコレートなど「脂肪+糖」のお菓子よりもダイエットには向いています。

小豆は食べ過ぎると腹痛や下痢になることも

あずきの食物繊維やサポニンは、一度に多量摂取するとお腹が緩くなることがあります。

胃腸が弱い人は少しずつ様子を見ながらあずきの量を増やしていきましょう。

今何とかしたいむくみには小豆!あずき茶やあずき水でスッキリしよう

強力なデトックス効果でむくみ解消の即効性がある小豆。

なかなかむくみが取れない妊娠後期の方や、お酒を飲んだ翌日などにもおすすめです。

ノンカフェインノンカロリーのあずき茶・あずき水や、煮込み料理やサラダに茹で小豆をトッピングするなど、小豆は幅広い料理に活用できます。

和のスーパーフード「あずき」を食べて、スッキリ生活を始めましょう!

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