ニキビ薬を試しても、ピルを飲んでも、皮膚科の処方を受けても繰り返す大人ニキビ。
そんな大人ニキビは「グルテン」で腸が弱っているのが原因かもしれません。
筆者も長年ニキビには悩まされていて、実際に小麦製品をなるべく避ける「グルテンフリー生活」を実践してみる事にしました!
グルテンフリーがニキビに効果があると言われる理由
そもそもなぜ、グルテンフリーが流行っているのでしょうか?
グルテンとは小麦に含まれるたんぱく質の一種で、パンやパスタのモチモチ感やふっくら感に欠かせない成分。
一方グルテンは消化しづらく、食べると下痢や腹痛などが起こる「グルテン不耐性」という体質が近年注目を集めています。
グルテン不耐症/過敏症は、セリアック病、小麦アレルギー以外の方で、グルテンが含まれる食事を食べると、腹痛・下痢などの消化器症状が生じる疾患/症状です。
参考:ほりた内科・胃腸内視鏡クリニック
しかし、まだ明確な診断基準や診断方法・マーカーなどがない(中略)解明されていないことが多いです。
さらに「消化器系の調子が悪くなるとお肌が悪くなる人もいる」という事から、グルテンフリーで美肌と健康的な身体を手に入れる目的でグルテンフリー食が流行り始めました。
全ての人がグルテンフリーで体調やお肌に変化がある訳ではありませんが、グルテンが体に合っていなかった人は2週間も実践すると効果を実感できる事が多いです。
私が実践した”ゆるグルテンフリー”生活
私自身は小麦アレルギーもなく、小麦以外の何かを食べて体調が悪くなったことはありません。
ですが何を試しても大人ニキビが治らず、皮膚科やピル・ニキビ薬で一時的に治ってもすぐぶり返すのが悩み。
グルテンフリー生活で肌荒れが改善する可能性があると聞いて、早速2週間実践してみることにしました!
絶対避ける食材
グルテンフリーの基本は、パン、うどん、小麦粉がメインのお菓子(焼き菓子、ケーキ)を食べないこと。
主食はお米・そばをメインに食べます。
少量ならOKな食材
成分表示を見てみると、加工食品には意外と小麦が使われていることが分かります。
練り物やウインナーなどはなるべく避けますが、料理に少しだけ入っているくらいは食べてOKとしました。
気にせず使う食材
調味料(しょう油、味噌など)にも小麦は使われています。
グルテンでアレルギーやおなかの調子が悪くなる人は避けた方がいいのですが、今回私は気にせず使うことにしました。
ゆるグルテンフリー生活で私が感じた肌への効果
2週間、小麦をなるべく摂らない生活を続けてみると
- ニキビは結構減った!
- 頭皮や顔のかゆみが減った
- 好転反応で一時的に悪化することも無かった
という効果がありました!
劇的に変わった!という訳ではありませんが、2週間で少ーしずつニキビが減ってきたように感じます。
ゆるグルテンフリーでもニキビに効果ありかも!
30代に突入してからは、アゴや口回りのニキビが多くできるようになったのですが、グルテンフリー生活を始めてからは新しいニキビがかなりできにくくなりました。
出来ても小さい白ニキビで、赤く炎症を起こしたり膿んだりする事はありません。
そして、グルテンフリー生活を始めた時にすでにあったニキビはちょっとずつ小さくなってきました。
出来たニキビが治るスピードは、今までとそんなに変わらないと感じます。
ただ総合的に見ると、グルテンフリー生活を行った2週間でニキビ肌の状態はかなり良くなりました!
顔や頭皮を掻くことが少なくなった
季節の変わり目は頭皮や顔にかゆみを感じて、無意識に掻いてしまう事が良くありました。
そんな「掻く」クセがグルテンフリー生活中はほとんど出なかったのも驚きました!
洗顔後のコスメがピリピリ感じる事も、汗をかいて顔や頭皮が痒くなる事もほぼ無かったように感じます。
グルテンフリーにしてニキビが増える「好転反応」はあった?
いきなり食生活を変えると、中には体がびっくりして逆にニキビが増える「好転反応」が出る人がいます。
私はもともと小麦製品ばかり食べている生活ではなかったからか、お肌が最初に悪化することはありませんでした。
心配な人はいきなり小麦を経つのではなく「朝のパンをご飯に変える」「小麦粉を使ったおかずは避ける」くらいの緩い制限でグルテンフリーを始めても良いかもしれませんね。
ゆるグルテンフリーでも効果アリ!ニキビが多い人は試す価値あり
私は小麦を徹底的に避けたわけではありませんが、2週間のゆるい制限でもニキビに効果がありました!
もしかすると私の腸はあまりグルテンと相性が良くなかったのかもしれません。
病院に行っても、バランスの良い食生活を心がけてもニキビが減らない人は、主食のパンをごはんに変えるだけでもお肌に変化が見られる可能性がありますよ。