スキンケアに使うオイルの中でも、肌なじみが抜群で美容効果も高いのがスクワランオイルです。
「スクワラン」という成分は、私たち人間の皮脂にも含まれていて、しかも年々減少していってしまうんです・・・!
そんな美容成分を補えるスクワラン美容ですが、実はスキンケアだけでなくヘアケアにも使うのがおすすめ!
この記事では、スクワランオイルをヘアケアに使ったときの効果やおすすめの使い方を紹介します。
スクワランオイルをヘアケアに!どうやって使う?
まずは、スクワランオイルをヘアケアに使う方法を紹介します。
毛先中心に付けてアウトバストリートメントに
スクワランオイルを髪の毛に付けると、髪の毛表面を保護して水分が蒸発するのを防いでくれます。
ホホバオオイルやアルガンオイルに比べると仕上がりはさらっとしていて、髪の毛の手触りも柔らかく感じられる人が多いでしょう。
スクワランオイル100%だと髪の毛の補修はできないので、ダメージヘアの人はオイルを付ける前に「美容液タイプ」のトリートメントを付けるのがおすすめです。
地肌に付けて頭皮の乾燥を改善
お肌の潤いが年々失われていくように、頭皮もどんどん乾燥してく人が多いです。
乾燥した頭皮は毛根に栄養素を運びづらいので、生えてくる髪の毛が細くなったり白髪になったり・・・
日常的にスクワランオイルでうるおい補給しておくと、育毛にも繋がります。
オイルパックで地肌の汚れを浮かせる
頭皮のクレンジングにスクワランオイルを使うのも◎です。
基本の使い方は以下の通り。
- ワックスなど整髪料を使った場合は一度シャンプーして乾かしておく
- 乾いた髪の毛をよくブラッシングする
- 100円玉大のスクワランオイルを少しずつ地肌に乗せていく
- スクワランを馴染ませながら5分ほど頭皮マッサージする
- ぬるま湯でスクワランを洗い流す
- 通常通りシャンプー&トリートメントする
- お風呂上がりはすぐドライヤーで乾かす
週に1度のスペシャルケアとして、取り入れてみてくださいね。
【メリット】スクワランオイルをヘアケアに使う効果って?
お肌にも含まれる成分であるスクワランは、ヘアケアに使うメリットもたくさんあります。
- べたつきが少ない
- 仕上がりが軽い
- 頭皮トラブルを鎮静する
- にきびなど肌トラブルが起きにくい
- 空気や紫外線で酸化しにくい
これだけ見ても、かなり魅力的ですよね!
それぞれ詳しく解説していきます。
べたつきが少なく扱いやすい
純度99%以上のスクワランオイルは、肌なじみがよくさらっとしているのが特徴です。
スキンケアだとブースターにも使われるくらい浸透力が高いので、ヘアケアに使ってもべたべたした見た目になりにくいのが特徴です。
ヘアオイルによく使われる「椿油」や「アルガンオイル」はしっとり感が強いので、毛先から様子を見て付けていく必要がありますが、スクワランならざっくり付けても失敗が少ないです。
殺菌効果で頭皮トラブルにアプローチ
スクワランオイルには殺菌効果があるので、頭皮にできたニキビを始めとする頭皮トラブルにアプローチできます。
必ず完全に治る、という訳ではありませんが、健やかな頭皮を育てるのに効果的です。
肌トラブルが起きにくい
ニキビの原因の一つが「オレイン酸」という脂肪酸です。もともと人間の皮脂に40%ほど含まれているのですが、アクネ菌のエサになる成分です。
美容オイルにはこのオレイン酸がたくさん含まれているものがあって、「椿油(85%)」「オリーブオイル(75%)」「アルガンオイル(46%)」は混合肌~脂性肌の人には不向きです。
【参考】ヘアケアに使った椿油でニキビや肌荒れが悪化!?顔の肌にも優しいヘアオイルの選び方
動物性のスクワランオイルはオレイン酸が含まれていないので、最もニキビになりにくいヘアオイルだと言えるでしょう。
(植物性、オリーブ由来のスクワランはオレイン酸が含まれているので様子を見ながら使いましょう)
熱や空気で酸化しにくい!紫外線にも強くてヘアケアにぴったり
スクワランオイルは安定性がとても高く、光や空気・熱ではほぼ酸化しないのが特徴です。
付けすぎて「油やけ」するリスクも少ないので、オールシーズン使えます。
スクワランオイルをヘアケアに使う時の注意点
一見万能に視えるスクワランオイルですが、使い方や選び方を間違えるとトラブルに繋がります。
そこで、スクワランオイルを購入する前に気を付けたいポイントをまとめました。
肌なじみが良くても付けすぎには注意
ヘアオイルに使う場合の適量は
- ショート:1~2滴
- ミディアム:2~3滴
- ロング:3~4滴
ほどです。
それ以上付けるとテカって見えたりべたついて清潔感に欠ける印象に・・・
もしも手にスクワランオイルを取りすぎてしまった場合は、一度手や爪に馴染ませてから髪の毛に付けると調整しやすいです。
原料や純度で肌トラブルのリスクが変わる
スクワランオイルといえば、HABAのような「サメ由来」のスクワランオイルですよね。
ところが、近年サメが貴重になってきているのと植物性オイルが注目されていることもあり「オリーブ由来」「コメヌカ油」などからスクワランを抽出した商品も増えてきました。
植物性のスクワランオイルだと、スクワランの純度が低めなのが気になります。
鮫由来が99%以上の純度を誇るのに対し、植物性は70~80%が一般的です。
その分ニキビなどの肌トラブルのリスクが高まるので、注意しましょう。
スクワランオイルで毛穴が開く?
スクワランオイルを付けすぎると、毛穴が開いてしまうことがあります。
実際に私もスクワランオイルや馬油でスキンケアすると毛穴が開きやすくなってしまうのですが、これは「水分と油分のバランスが崩れる」のが原因。
しっかり保湿することで改善する可能性があるので、スクワランオイルで毛穴が気になったら実践してみてください。