ジュースやドレッシングなど、幅広い食品に使われている「果糖ぶどう糖液糖」。
その名の通り食品に甘さを足す目的で添加されるのですが、実はあまり体に良くないって知っていましたか?
この記事では
- 果糖ぶどう糖液糖とは
- 果糖ぶどう糖液糖のリスク
- 果糖ぶどう糖液糖フリーで生活してみた結果
をまとめました!
果糖ぶどう糖液糖は幅広い食品に使われているので、知らずに摂りすぎているかもしれませんよ。
果糖ぶどう糖液糖(異性化糖)が危険と言われる理由

果糖ぶどう糖液糖とは、とうもろこしデンプンを分解して作られた甘味料です。
名前のイメージから「果糖」「ブドウ糖」を合わせて作られたと思われがちですが、違います。
ただし成分的には果糖&ぶどう糖と同じで、味もスッキリした甘みが特徴です。
果糖ぶどう糖液糖は血糖値が急激に上がりやすい
果糖もブドウ糖も「単糖類」と呼ばれる糖類です。
体内で分解する必要がなく、摂取後すぐに腸から血中に糖分が回り始めます。
特にぶどう糖は脳に到達するまで5分という研究結果も・・・
脳や身体のエネルギーとして欠かせない果糖・ブドウ糖ですが、エネルギーが十分足りている体には以下のようなリスクがあります。
- 太りやすい
- 食欲が増しやすい
- 糖尿病のリスク
これらのリスクは全て「血糖値が急上昇する」ことにあります。
砂糖(ショ糖)や穀類(多糖類)は体内で分解する必要がある分血糖値の上がり方がゆっくりなのですが、果糖ぶどう糖液糖は「血糖スパイク」と呼ばれる急上昇になりやすいんです。
果糖ぶどう糖液糖の原料が危険?
また、果糖ぶどう糖液糖の原料である「とうもろこし」に危険性があるという専門家もいます。
現在国内で流通しているトウモロコシの80%が遺伝子組み換えとも言われていて、将来的な健康上のリスクはまだはっきりと分かっていません。
果糖ぶどう糖液糖のカロリーは砂糖よりも低い?
果糖ぶどう糖液糖のカロリーは1gあたり3kcal。
さらに砂糖よりも甘みが強いため、砂糖よりも少ない量で甘みが付けられます。
カロリーだけで見ると砂糖よりも果糖ぶどう糖液糖の方がダイエットに良さそうですが、果糖ぶどう糖液糖の方が体に吸収されやすいので注意しましょう。
果糖ぶどう糖液糖はどんな食品に入っている?

果糖ぶどう糖液糖は以下のような食品に使われます。
- ジュース(清涼飲料水)
- ドレッシング
- 調味料(めんつゆやタレなど)
「甘みがある」「液状」の食品は、パッケージの成分表示を見てみると果糖ぶどう糖液糖が使われている事が多いです。
果糖ぶどう糖液糖はコストが安いので、かなり多くの食品で使われています。
私も果糖ぶどう糖液糖をゆるーく避けてみた

私はあまり遺伝子組み換え食品は気にしていませんが、血糖値の急上昇は体に良くないと感じています。
そこで、まずは1週間、果糖ぶどう糖液糖フリーの生活をしてみることにしました!
結構色々な食品に入っている果糖ぶどう糖液糖なので、完全に絶つのは難しいのですが
- 清涼飲料水
- ゼリー系のお菓子
を食べないように意識してみました。
果糖ぶどう糖液糖を避けて3日で食欲が落ち着いてきた
私がまず変えたのは「通勤時の飲み物」です。
いつもチルドカップの甘いカフェオレを飲んでいたのですが、成分を確認すると果糖ぶどう糖液糖が表示の一番最初に来ていました。
カフェオレをやめて3日くらいは物足りなさやイライラ感があったのですが、3日目くらいから気にならなくなりました。
同時に「帰宅してからの空腹感」や「寝る前の口さみしさ」もなくなってきてびっくり!
頻繁に感じていた「お腹空いたなぁ」も少なくなりました。
かなり果糖ぶどう糖液糖には中毒性や依存しやすさがあるのかな、と思います。
果糖ぶどう糖液糖を避けて体重は減った?
果糖ぶどう糖液糖を避け始めた時は156cm49kgでしたが、1週間で48kgと1kg減りました。
(体脂肪はたぶん減っていなくて、むくみが取れたと推測します)
いつもダイエットはガマンの連続なのですが、果糖ぶどう糖液糖を避けると自然と食欲が落ち着くので楽に食事管理ができたように思います。
肥満や糖尿病になりやすい!果糖ぶどう糖液糖は控えめに
スーパーやコンビニの商品の多くに使われている「果糖ぶどう糖液糖」。
体に吸収されやすく、血糖スパイクと呼ばれる血糖値の急上昇を引き起こします。
頻繁に血糖スパイクが繰り返されると肥満になりやすいだけでなく、将来的に糖尿病になるリスクもあり危険。
完全に避けるのは難しいのですが、買い物の時に成分表示を確認して「なるべく果糖ぶどう糖液糖を避ける生活」を心がけましょう。