美容と健康に良いと言われるひまし油(キャスターオイル)。
そんなヒマシ油ですが、検索すると「危険」というキーワードが見られてびっくりした人も多いのではないでしょうか?
ひまし油は工業でも使われるオイルなので、イメージから「危険なんじゃないの?」と思われがちなんです。
ですが、ひまし油自体は100%天然由来でとっても美容に良い油なんですよ。
そこでこの記事では、ヒマシ油の魅力やおすすめの使い方についてまとめました。
髪や顔の保湿に人気のひまし油!危険性はある?
まずは、ひまし油の原料や「危険」と言われる理由について解説します。
ひまし油は天然由来!肌や髪に優しい
ひまし油の原料はアフリカ原産の”ひま”という植物の種です。
一般的に販売されているひまし油はこの種から取れた油100%なので、鉱物油や保存料なども加えられていない安全なオイルです。
ひまし油の特徴としては
- 抗炎症作用に優れている
- 飲むと便通の改善に役立つ
といったところです。
古くからギリシャでは「万能薬」として親しまれていて、具合が悪い部分に温湿布すると直りが良くなると言われてきました。
髪や顔にひまし油を使うと危険?
ひまし油は潤滑油としても優秀なので、自動車オイルや工業用グリスのベースにも使われています。
この事から「自動車オイルを顔に塗るなんて!」と危険なイメージを持つ人が出てきました。
ですがコスメや食用のひまし油はきちんと精製されていて、危険な成分はまったく入っていないです!
安心して使ってくださいね。
ひまし油でまれにアレルギーが起こることもある
ただしヒマシ油は体質によりお肌に合わないことも。
ごく稀にアレルギー反応が起きてしまう人もいるので、心配な人はパッチテストを行ってから使うようにしましょう。
オイルで肌荒れしやすい人必見!ひまし油の使い方
ひまし油の87%ほどは「リシノール酸」という成分で、抗炎症作用や鎮痛効果があります。
一方ヘアオイルやオイル美容液で人気のアルガンオイルやつばき油に多い成分は「オレイン酸」で、脂性肌や混合肌の人が使うとニキビの原因になる事も。
上記の記事でも解説しているのですが、オイルで肌荒れしやすい体質の人こそヒマシ油を使うとトラブルが起こりにくいですよ。
続いては、ひまし油の美容に良い使い方を紹介します!
ひまし油でヘアパック
炎症を抑える効果があるひまし油は、シャンプー前のヘアパックで頭皮のコンディションを整えるのにぴったり。
乾いた髪をよくブラッシングして、ひまし油を頭皮に満遍なく揉みこみます。
頭皮マッサージが終わったらシャワーキャップを付け、5分放置。その後はいつも通りシャンプーしましょう。
頭皮の毛穴に詰まった汚れがスッキリ落ち、根元からふんわりした髪の毛になりますよ。
頭皮のコンディションも良くなるので、週1回くらいで続けると髪の毛も太くしっかりしてきます。
ひまし油でお風呂上がりの保湿
もちろん保湿にひまし油を使うのもアリ!
お風呂上がりのスキンケアの仕上げに使ったり、ドライヤー前に毛先に付けるとしっとりまとまります。
ひまし油は直射日光で酸化しやすいので注意
ただしヒマシ油は直射日光で酸化しやすく、使うタイミングには注意が必要です。
お肌に塗る場合は夜に塗って、翌朝は一旦洗顔で洗い流したほうが無難。
保管するときも直射日光が当たらないところに置いておきましょう。
100mlくらいのミニサイズで購入して、早めに使い切るのも大事です。