パンテーンのシャンプーと言えば、ドラッグストアのシャンプーのなかでもトップクラスの人気を誇ります。

手触りや香りがよくて、長年愛用している人も多いと思います♪
ですが、パンテーンシリーズは「買ってはいけない」と言われているのをご存じですか?
この記事では、パンテーンが悪く言われてしまう理由や、使う上での注意点をまとめました!
【買ってはいけない?】パンテーンのシャンプーを成分分析
パンテーンシリーズは「パンテノール」と呼ばれる補修成分が配合されています。

髪の毛にすごく良さそうなのですが、成分を調べてみるとそうでもなさそうでした…
まずは、パンテーンのベーシックシリーズのシャンプー3種類の全成分を分析してみました。
赤マーカーが要注意な成分、青マーカーが良い成分です。
エクストラダメージケア シャンプーの全成分
水、ラウレス硫酸Na、クエン酸Na、コカミドプロピルベタイン、キシレンスルホン酸Na、ラウリル硫酸Na、ステアリルアルコール、塩化Na、香料、セタノール、ジメチコノール、グリセリン、ジメチコン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、クエン酸、安息香酸Na、ドデシルベンゼンスルホン酸TEA、EDTA−4Na、トリデセス-10、ポリクオタニウム−6、ポリクオタニウム−10、トリヒドロキシステアリン、パンテノール、ヒスチジン、パンテニルエチル、トリエチレングリコール、ベンジルアルコール、PG、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン
洗浄力が強く、皮膚への刺激性も高い「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」ががっつり入っています。
コカミドプロピルベタインという低刺激の洗浄成分で刺激を和らげていますが、乾燥肌や敏感肌の人は要注意です。
シリコン系成分が入っているので「きしまない」仕上がりに感動する人も多いですが、知らないうちにダメージが進んでいく可能性も…
モイストスムースケア シャンプーの全成分
水、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ジステアリン酸グリコール、クエン酸Na、コカミドMEA、キシレンスルホン酸Na、香料、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ジメチコン、クエン酸、安息香酸Na、塩化Na、EDTA−4Na、HCl、パンテノール、ヒスチジン、パンテニルエチル、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン

うーん…こちらもかなり刺激が強い成分配合です
厄介なのが「ラウリル硫酸Naの方がラウレス硫酸Naよりも強い」成分だという事。
タンパク質を変質させる力が強いのですが、そんな成分がなんと水の次にたくさん配合されているんです…
もともとダメージが蓄積している髪の毛の人は買わない方が良いかもしれません。
エアリーふんわりケア シャンプーの全成分
水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、塩化Na、キシレンスルホン酸Na、香料、クエン酸、クエン酸Na、安息香酸Na、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、EDTA−4Na、パンテノール、パンテニルエチル、黄4、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、赤227
ベーシックシリーズで買うなら、間違いなくこの商品です。
刺激は強いものの、肌へ残りにくい「ラウレス硫酸Na」が主な洗浄成分。ラウリル硫酸Naは配合されていないので、比較的どんな肌質の人も荒れにくいです。
シリコン成分が少ないので「キシキシする」と敬遠されがちなのですが、トリートメントとの組み合わせによっては最小限のダメージで使えるでしょう。
パンテーンが「買ってはいけない」と言われる3つの理由

この記事では、パンテーンの「ベーシックシリーズ」を成分分析しましたが、実はパンテーンのどのシリーズにも共通してあまり良くない部分があるんです。
- 洗浄成分の刺激が強すぎる
- シリコン成分が多め
- 補修成分が多いかというと…?
それぞれ詳しく解説していきます。
洗浄成分の刺激が強すぎる
パンテーンのはどの商品にも
- ラウリル硫酸Na(特に注意!)
- ラウレス硫酸Na
のどちらか、または両方が入っています。

ミセラーやミラクルズの商品にも入っていました
上記は「皮脂を取りすぎる」「肌に刺激が強い」「(ラウリル硫酸Naのみ)髪のたんぱく質を変質させる」といった性質があり、できれば避けたい成分です。
肌トラブルや抜け毛の原因になることもあります。
シリコンが多めでヘアダメージに気付きにくい
洗浄成分が強めのパンテーンですが、シリコンなど「髪の表面に膜を張る」成分も多めに配合されている印象です。

強い洗浄成分で髪の毛はスカスカになっているのに、全く気付かず使い続けてしまうかも…
シリコン自体は悪い成分ではないのですが、定期的にノンシリコンの商品を使って髪の状態をチェックした方が良いです。
補修成分はそんなに入っていない
パンテーンのウリである「パンテノール」という補修成分。
ですが、ほとんどのパンテーン商品で補修成分はパンテノールのみという配合です。

個人的には、髪のたんぱく質であるケラチン系の補修成分が欲しいところ!
コンディショナーの成分も軽く確認したのですが、こちらにも補修成分はあまり入っていませんでした。
パンテーンの代わりにおすすめなプチプラシャンプー3選

洗浄成分の強さからすると、当サイトではパンテーンをあまりオススメできない結果となりました。
そこで、パンテーンと同じ価格帯かそれ以下で「髪と地肌に優しい」商品をピックアップ。
次のシャンプー選びの参考にしてみてくださいね♪
カウブランド 無添加シャンプー
水、DPG、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸2Na、ココアンホ酢酸Na、トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、ラウレス-4カルボン酸Na、セテアレス-60ミリスチルグリコール、ココイルグルタミン酸Na、ベタイン、ポリクオタニウム-50、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ココイルアルギニンエチルPCA、クエン酸
髪の毛のアミノ酸に近い「アミノ酸系洗浄成分」を主体に作られたシャンプーです。
成分の構成もシンプルで、肌荒れしやすい人でも安心の処方。
シンプルゆえに泡立ちが少ないのと、補修成分がないのでトリートメントで補う必要がありますが、髪本来の健やかさを取り戻すのにぴったりなシャンプーです。
いち髪 濃密W保湿ケアシャンプー
水、ラウロイルサルコシンTEA、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、コカミドMEA、ココイルグルタミン酸TEA、ジステアリン酸グリコール、ココイルメチルタウリンNa、コメヌカ油、アンズ核油、チャ花エキス、カワラナデシコ種子エキス、ムクロジエキス、コメ胚芽油、ヒオウギエキス、ツバキ種子エキス、コメヌカエキス、塩化Na、クエン酸、ポリクオタニウム-10、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-49、エタノール、BG、プロパンジオール、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料、カラメル
こちらもアミノ酸系の洗浄剤を絶妙にブレンドしたシャンプー。

プチプラには見えないほどの贅沢配合です♪
シリコン成分の代わりに、和草の精油やエキスが配合されているのもポイント!
シャンプーでありながら、ヘアオイルの効果も期待できる優秀シャンプーです。
ラサーナ プレミオールシャンプー

水、ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルベタイン、海水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドメチルMEA、ワカメエキス、アラリアエスクレンタエキス、ブドウつるエキス、グリチルリチン酸2K、コメエキス、イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD、シルト、ツボクサエキス、オウゴン根エキス、イタドリ根エキス、カンゾウ根エキス、ダイズ芽エキス、チャ葉エキス、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、スクワラン、ブドウ種子油、スクレロカリアビレア種子油、セロリ種子エキス、トコフェロール、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ジメチコン、塩化Na、ジステアリン酸グリコール、BG、ポリクオタニウム-47、ココイルアラニンTEA、ココイルグリシンK、ポリクオタニウム-7、セテアレス-60ミリスチルグリコール、ジステアリン酸PEG-150、エタノール、デキストリン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、(C12-14)パレス-12、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベン、安息香酸Na、香料
アミノ酸系洗浄剤を主体に、泡立ちと低刺激のバランスが良いベタイン系がミックスされたシャンプーです。
海草エキスやグリチルリチン酸2Kなど、頭皮と髪を整える成分もしっかり配合。
エイジングヘアや、ダメージでうねりが出ている人におすすめです。

ラサーナのプレミオールを初めて買うなら、トライアルセットが一番お得!
シャンプー・コンディショナー・ヘアエッセンスの3種類がたっぷり21日分入って1,980円(税込)のセットです。
ドラッグストアでは買えない超お得なセットなので、終了しないうちに試してみてくださいね♪
剛毛・脂性肌向け!パンテーンは刺激が強い成分が多めで要注意
パンテーンシリーズは、洗浄成分が強めな配合となっています。
合いやすいのは「脂性肌」「太い髪の毛」といった人たちで、それ以外の人は肌トラブルや抜け毛のリスクがあるので注意しましょう。
もしパンテーンが合わないな、と思ったら、ドラッグストアでもマイルドな洗い心地のシャンプーを選ぶようにしてみてくださいね。